人間の行と運勢の向上


私たちは、自らの霊位向上のため希望したか、神から特別な使命を受け人間に生まれ出ています。いずれの場合も人体に入った瞬間から霊界と遮断されるため、自分が霊であること、人間に生まれ出た目的、神が居ることなど全てを忘れさせられます。

人間の行には神々によって定められた種々の障壁があり、さらに神に対して無意識に犯した罪や、霊や念からの影響など目に見えない力が働き、生物の行の中で最難関とされています。また行中の者は、善悪の対立の中で、油断、慢心、見惚れによる失敗の責任を負わねばならず、それらを常に戒めながら行に励まなければなりません。

生物に生まれた霊の基本的な使命は、生物体を使って良質な霊の糧を生産することです。人体は、最良質のものを生産できますが、操縦者(霊)の使い方、すなわち心によってその質は大きく左右されます。怒りを抱え落ち着かない状態で何かを作ろうとしても、よいものができないように、いつも怒ってイライラしていては、生産物の質は低下します。また体を健康に保つよう努め、好き嫌いによる偏食や食物の忌避は望ましくありません。

良質な霊の糧を大量に確保するためには、人類を含めより多くの生物が共生でき、より多くの人々の心が安らいだ状態であることが必要です。

私達の心の動き、言動、行動は、日々、数百柱の神々により審査されています。性質や普段の行いが、生物を創造した神々の目的に適えば、神々によって健康面、経済面とも守り立てられ、その人の運勢は向上します。さらにその目的に沿うよう他者を導くことができれば、運勢はさらに向上します。

一方、その目的に反する人間は、種々な苦難により反省を求められ、改めなければ間引かれる対象となります。

一部の人々は、前世での自分や先祖達が犯した神々に対する罪を背負って人間に生まれ出てきた者や、神界の特別な使命を背負って人間に生まれ出てきた者もいます。それらの人々は、自分が人間として生まれた目的を探り当て実行する必要があります。それらを果たすべく行動すれば、苦難は消え道が開け、運勢が格段に向上することになります。

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教義の概要

大自然は魂魄・念・物質によって活動する

魂魄・心の器・霊魂・霊

図:魂魄・心の器・霊魂・霊・生物の関係

神と霊位

表:神位と生物霊位

生物を創造した目的

神は全て善ではない

人間の行と運勢の向上

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